説教源氏節人形芝居


技芸を継承して100有余年。
現在、日本の民俗芸能、説教源氏節を
伝えているのは全国でただひとつ、
廿日市市原の眺楽座のみである。

地元で「でこ芝居」と呼ばれ、古くから親しまれている人形芝居。でこ芝居とは、説教源氏節の独特の語り口と三味線や太鼓などに合わせ、人形を操って芝居にするもの。

説教源氏節は、天保の終わりの頃(1830年~1844年)、名古屋の新内語りの師匠・岡本美根太夫によって始められた音曲で、明治20年頃この地に伝わった。舞台装置と人形を製作し、所作を考案して鑑賞芸術として発展させて今日に至っている。

説教源氏節は土地固有のものではないが、現在では全国で廿日市市原の「眺楽座」(ちょうらくざ)のみが伝えている。昭和50年に広島県無形民俗文化財に指定。平成12年10月には文化財保護功労者として文部大臣賞を受賞するなど、鑑賞芸術として各方面から高い評価を受けている。

スポット情報
所在地: 

廿日市市原439-2

お問い合わせ: 

TEL: 0829-39-0227(原公民館)
TEL: 0829-38-0627(長田隆太郎)

利用時間: 

見学日時: 月曜日 20:00~22:00

アクセス: 

車: 西広島バイパス経由、上平良交差点を極楽寺山方面へ約10分
バス: 原学校下車徒歩約10分

ホームページ: 

http://ww2.enjoy.ne.jp/~haracc/ 原公民館(眺楽座)

その他: 

見学場所: 原人形芝居練習場
見学方法: 要事前連絡 (1回5名程度)

もっと詳しく


人形をはじめ、大道具、小道具は
明治20~30年頃に
整備されている。
現存する人形の頭は54、
胴体は40種。
人形の頭は男、女、子ども、武士、
町人、農夫、遊女などそれぞれの
役柄にふさわしい人形である。
衣服や装飾は極めて精巧で美しく、
愛すべき風格を見せる。

眺楽座は、説教源氏節の語り手(太夫)、合い方の三味線、人形遣いで構成され、現在17名(32歳~88歳)。1回の講演に10人余が必要とされる。
語り口の多くはもの哀しく切ない曲節が中心で、演目は30数曲、100話以上のレパートリーを持っている。

一座が誇る「八反返し」は、御殿の場に用いるもので、狭い舞台に豪華壮麗なお座敷がいくつも重なっている様を示す装置である。その方法は、一双の襖を約1mの奥行の間に八重に重ねて吊り、三味線に合わせて順次一双ずつ左右に開けると、次の座敷の襖が見えるというわけで、見物客をアッと驚かせる効果がある。


人形遣いは人形と向き合う形で客席に背を
向け、大きさ約1mの人形1体を一人で操る。
舞台の下から両手を伸ばし、
人形の手や顔を見ながら操る。
独特の芸態だ。

原の人形芝居練習場で毎週月曜日に練習が行われ、事前に連絡すれば練習風景を自由に見学することができる。
原公民館では不定期で人形体験講座も開かれている。詳しくは問い合わせを。

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