流鏑馬は武芸修練のために行われていた、
鎌倉武士の質実剛健の気風の現れである。
のち、神社の神事となり、約780年前から
端午の節句に行われるようになった。
また、厳島神社の舞楽を島外で見られるのも
希なことである。
馬とばしとは、流鏑馬(やぶさめ)のこと。旧暦5月5日の端午の節句、地御前神社で行われるお祭り。
舞楽の舞と流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われる。流鏑馬とは、馬に乗って駆けながら、的を矢で射る競技のこと。
拝殿では祭典に続いて舞楽が2曲納められ、その後、騎射が古式ゆかしい装束で矢筒を背負い弓を持って馬に乗り、神社前から観音堂下の間を跳び走り、天地と四方に矢を射る。
露店が軒を連ねて祭り気分を盛り上げ、付近の家々では、ちまきやかしわ餅を作ってお祝いする。