正覚院


小高い丘から時刻を告げる太鼓の
音は町内全域にこだまし、天正から
昭和に至る370年余、人々は時計は
持たなくても、どこにいても時間が
分かることから重宝がられたという。
時計は明治17年(1884)、
火災の際に失われた。
2月3日の節分には星供と呼ばれる
厄除けの祈祷会が行われ、
多くの参拝客で賑わう。

寺伝によると天平9年(737)、行基の開基と伝えられる。厳島神主家藤原氏が鎌倉荏柄(えがら)天神社を篠尾山に勧請したことから天神坊と呼ばれてきたが、明治初期の神仏分離令により天満宮と分離。

境内から市街地や港が見渡せ、江戸時代、夜間に航海する諸廻船や漁船の安全を見守った石灯籠が今も残る。

天正13年(1585)、当時の桜尾城主・毛利元清がオランダ製の時計を寄進。正覚院はこの時計を頼りに太鼓を打ち、人々に時を報じていた。

スポット情報
所在地: 

廿日市市天神3-1

お問い合わせ: 

TEL (0829)31-1803

アクセス: 

広電: 廿日市駅下車、国道2号線方面へ徒歩約10分
バス: 廿日市下車、徒歩約5分

もっと詳しく

記載にあたり、以下の文献等を参考にさせていただきました。

『廿日市町史 通史編(上)・(下)』(廿日市町編集・発行)
『廿日市の歴史探訪 1~3』(石田米孝著・渓水社)
『図説 廿日市の歴史』(廿日市市編集・発行)
『廿日市町の文化財』(廿日市市教育委員会編)
『ロマンのこみち』(廿日市市郷土文化研究会発行)

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